人間は生まれたときは「真っ白なキャンパス」です。それが、外部の情報によって染められ、それをベースに「個人の価値観」が作られています。

 

つまり、私たちが「個性」だと信じていることも、所詮は「刷り込まれた外部情報の産物」にすぎず、あなた起源の「完全オリジナル」ではありません。

 

これは、人間は誰もが「マインドコントロールをされている状態」とも言えます

 

私たちは、自分が常に外部(他人)にコントロールされていることを自覚しなければなりません。無自覚でいることは、自分の人生を他人に振り回されるのを許容することだからです。

 

そこで今から、人間がどのようなメカニズムで洗脳をされるのか「マインドコントロールの5つのやり方」を暴露します。洗脳手口が分かれば、洗脳を解く方法も見えてきます。

 

沢山の選択肢を与えるが「同じ結論に誘導」する

誘導尋問のやり方はマインドコントロールと類似

 

この洗脳のやり方は、相手に「自分の意思で選択した」と錯覚させながら「誘導尋問」をするテクニックです

 

例えば「ジュース、塩、ジャム」から、あなたの意思で1つ選んでください。次に、あなたが選んだものと関係するものを「りんご、海水、カレー」から1つ選んでください。

 

さらに、先ほど選んだものと関係するものを「電池、赤い、辛い」から1つ選でんください。最後に、先ほど選んだものと関係するものを「パソコン、地球、とうがらし」から1つ選んでください。

 

・・・あなたが選んだのは「とうがらし」ですよね?

 

これは単純な例なので、途中でメカニズムに気づいた人もいるでしょう。しかし、洗脳を巧みにかけてくる連中は、もっと複雑な内容で仕掛けてくるため、気づくのが困難です。

 

ただ、この洗脳のやり方を知っておくことで、洗脳を仕掛けられていることに気づくトリガー(きっかけ)になります。

短いフレーズの情報を繰り返し刷り込み洗脳する

ワンフレーズで洗脳

 

この洗脳のやり方は、政府やマスコミが大衆を誘導する際に、頻繁に使う王道手法です。

 

断片的で刺激的な分かりやすい「ワンフレーズ」を繰り返し発信することで、相手に印象だけを刷り込み、思考停止させるテクニックです。

 

例えば「既得権益、自由貿易、鎖国、バスに乗り遅れるな、グローバル、国の借金」などが典型的なワンフレーズの例です。

 

本来、人間は「考えることが面倒な生き物」です。そのため、短くて分かりやすいフレーズを繰り返し聞かされることで「分かったこと」にしてしまい、考えることから逃げる習性があります。

 

特に、日常的に自分で考える癖がなく、周囲に流されやすい人は、この洗脳テクニックは効果てきめんです。

 

また、洗脳をかける側も「相手が首を縦に振るまで刷り込み続ける」というマインドで仕掛けてきます。さらに、ほとんどの人はこのテクニックで洗脳されるため、思考力のある人でも「同調圧力」に屈し、いずれ順応してしまいます。

 

特に、政府、マスコミ、世間体などの「社会的権威からの同調圧力」は、いくら意思の強い人でも、マインドコントロールから逃げることは困難です。

密室に閉じ込めて情報を遮断する

密室マインドコントロールの効果

 

この洗脳のやり方は、悪質な営業や勧誘で良く行われる手法です。

 

密室に閉じ込めることで、外部からの情報を遮断し「画一的な情報」しか受けられない状態にします。ここでいう「画一的な情報」とは、洗脳を仕掛ける側にとって「都合の良い情報」を意味します。

 

こうすることで、洗脳を解いてしまう「不都合な情報」をシャットアウトします。次は、相手の脳内に残っている「不都合な情報」の消去と書き換えをします

 

相手の脳内に残った「不都合な情報」を消去する手口は、相手の考え方を複数人で全面批判することです。否定を徹底的に繰り返すことで、相手に「自分の考え方は間違っている」と思い込ませます。

 

相手の思考がブレてきたら、洗脳を仕掛ける側が刷り込みたい「都合の良い考え方」に誘導尋問し、相手がそれに従ったとき、初めて褒めて認めます。

 

その結果、相手は人間の本能である「自己承認欲求」が満たされ、洗脳側の都合の良い考え方や発言を繰り返すようになります。

 

洗脳が完了したとき、洗脳を仕掛ける側は歓喜し、涙を流して抱き合うなど、相手の自己承認欲求を満たす「最高の演出」でもてなし終わります。

「極限の恐怖を与える&開放する」を繰り返す

極限の恐怖と洗脳

 

この洗脳のやり方は「密室を使ったマインドコントロールの発展型」であり、より強力な手法です。

 

まず、洗脳を仕掛ける側は、暴力や暴言を使って極限の恐怖を与え「支配する側と支配される側」の上下関係を築きます

人間は、自分よりも「上」だと認識した者の発言を、素直に聞いてしまう習性があるためです。

 

また、極限の恐怖を与えられることで、身体的にも精神的にも弱ってしまい「無力感や無価値感」を持ち始めます。つまり、支配する側の価値観をより受け入れやすい心理状態が完成します。

 

こうして、相手が価値観を受け入れ始めたら、洗脳を仕掛ける側は、恐怖状態から急に一転して「安心」を与えます。

 

人間が本能的に求めている「安全」を一時的に与えることで「従うことが善」だと学習させ、洗脳を定着させる手口です。

その後も「恐怖→上下関係(優先順位の明確化)→無力感(無価値感)→価値観の刷り込み→安心→恐怖→」は、洗脳が完璧に定着するまで繰り返されます。

 

分かりやすい例では「ドメスティックバイオレンスの夫や彼氏から離れられない女性」が、この洗脳メカニズムに該当すると言えます。

 

また、先の大戦で中国共産党の捕虜となり「撫順戦犯管理所」に収容された日本軍の兵士(現在の中国帰還者連絡会)が、この洗脳を受けたという説があります。

自己否定感を埋めてあげる

自己肯定感が低い状態から癒す

 

前述したように、洗脳のやり方として「批判と恐怖」を与えることが王道的に使われます。これは、人間が自己否定に苛まれたときにマインドコントロールにかかりやすいためです

 

そのため、普段から「自己否定感の強い人」は、洗脳にかかりやすい人と言えます。

 

もともと自信がない人、劣等感が強い人は「自分=非力」と考える癖があります。これは裏を返すと「私は無力なので他力で人生を変えるしかない」という思考が根底にあることを意味します。

 

実際、自己否定感の強い人は「権威的な情報」に妄信しやすい傾向にあります。例えば、成功者が主催する自己啓発セミナーや、ネットワークビジネスにはまりやすいタイプがそうです。

 

また、自己啓発セミナーやネットワークビジネスの環境では、参加者の自己肯定感を満たす「ポジティブな情報」もシャワーのように浴びることができます。

 

結果、自分の心のスキマにあった自己否定感が癒され「居心地の良い環境」として依存してしまいます。

 

私は、自己啓発セミナーやネットワークビジネスを否定する立場ではありません。ただ「本来の目的」を忘れ、その環境にいること自体が目的化してしまう人が、非常に多いことを危惧します。

 

ここを冷静に見ないと、権威者の意のままに動かされる「マインドコントロール状態」に陥ってしまう危険性があります。

 

洗脳なんて恐くない!マインドコントロール3つの解き方

洗脳の解き方

 

今まで紹介した洗脳やマインドコントロールのやり方を見ると「本質的な共通点」に気づきます。

 

それは「相手の視野を狭める」という一点です。都合の良い情報を刷り込むには、相手の視野を狭め、選択肢を与えないことが絶対条件なのです。

 

逆に言えば、洗脳を解く方法は「視野を広げること」なのです。

 

この本質が分かれば、もう洗脳は恐くありません。今からマインドコントロールにかからない、または簡単に解除ができる「3つのテクニック」を公開します。

①自分を客観視できる「一人三役の思考術」を行う

洗脳を解くには客観的になること

 

これは、洗脳を仕掛けてくる側が言う「反対のメッセージ」を、常に脳内でイメージするテクニックです。

 

例えば「これをやったら絶対儲かるよ」と言われたら「これをやっても絶対儲からないよ」と、正反対の発言を脳内で唱えるのです。

 

この「肯定と否定」の情報がセットになった時、人は初めて客観的かつ冷静な思考ができます。肯定と否定を俯瞰的に眺めている「もう一人の自分」の立ち位置になれます。

 

洗脳の現場から離れた後でも、このテクニックは役立ちます。家に帰ったら「3つの椅子」を向かい合わせて置いてください

 

そこには、洗脳を仕掛けた者を演じるあなた、洗脳を仕掛けられたあなたを演じるあなた、それを客観的に眺めている神の視点を持ったあなたを設定します。

 

まず「洗脳を仕掛けられたあなた」の椅子に座って本音を思いっきり吐き出してください。このとき、洗脳を仕掛けた者、客観的に眺めている神が同席しているイメージを持って行ってください。

 

次は「洗脳を仕掛ける者」の椅子に座って語ってください。あなたを洗脳するためにはどうすれば良いかを考え、本気でマインドコントロールしてやる気持ちで演じてください。

 

最後に「両者を客観的に見つめる神」の椅子に座り、両者がやりあっている様子を眺めてください。そして、洗脳を仕掛けられた自分に対して「助言」をしてあげてください。

 

これを何度か繰り返すことで冷静さを取り戻し、広い視野をもって客観的な判断ができるようになります。

②あらゆる人の話を聞く

他人の話を聞く

 

狭くなった視野を広げるために最も簡単な方法は「あらゆる人の話を聞く」ということです。人によって主義主張は十人十色。多くの人の話を聞くことは、沢山の視点を持つことを意味します

 

洗脳やマインドコントロールに遭遇したら、自分一人で考え込まず、家族、友人、ネット掲示板、Q&Aサイト、NPO、相談所、あらゆる人々の意見を取り入れ視野を広げてください。

③二元論(善悪)で物事を判断&裁くのをやめる

二元論の限界に気づく

 

洗脳では必ず「都合の良い善と悪」の刷り込みが行われます。そのため、普段から「これは良いこと!これはダメなこと!」という二元論で生きている人ほど、洗脳を受けやすくなります。

 

なぜなら、二元論で生きている人ほど、自分が「悪」に当てはまったときに罪悪感を持ち、強い自己否定感に陥るからです。

 

つまり、洗脳を仕掛ける側の「虚構の善悪」であっても、自分が悪に当てはまることを極端に恐れ、相手の都合の良い「善」に従ってしまうという、視野の狭さに陥りやすいのです。

 

普段から二元論のルールを強く信じて生きている人や、他人を善悪で裁くのが大好きな人は要注意。余計な二元論を手放し「どっちでも良い」という、ゼロポイントフィールド(空)を広げてください

まとめ

今まで公開した「洗脳の本質と解き方」を知っておけば、あなたが他人にマインドコントロールされるリスクは極限まで下があります。

 

ただし、これらの情報を知ったということは、あなた自身が他人をマインドコントールするスキルを手にしたということ。完全なる洗脳はできなくとも、少なからず影響を与えることが可能です。

 

今回の知識を「洗脳の目的」に使うのではなく、自分の主義主張を相手にしっかり伝えるための「コミュニケーションスキル」として応用いただければ幸いです

 

この記事を読んだ人はこんな記事もチェックしています