
独立起業というと「失敗したら終わり。自己破産も覚悟すべき危ない挑戦」というイメージがありますが、全くそんなことはありません。
ぶっちゃけ「起業=リスク」という思い込みは、学校教育による洗脳にすぎません。良い大学に入って大企業に就職すれば安泰という刷り込みを、私たちは幼少の頃からされています。
しかし実際は、起業とは誰もが気軽に取り組めるもの。むしろ、企業に依存する生き方こそ、これからの時代には大きなリスクになり得ます。
そこで、誰でもリスクなく取り組め、独立起業の成功率を"ほぼ100%"にしてしまう11の戦略をご紹介します。
この記事の目次
資本金0円、または小資金で始める
インターネットが発達した現在、資本金0円の起業は当たり前です。
ひと昔前までは、店やオフィスを構え、人を雇わないとビジネスは成立しませんでした。しかし、現在は自宅にパソコンが1台あれば、誰でも独立起業できる時代です。
お店やオフィス、社員を抱えることは、起業家の憧れかも知れません。しかし、それは利益が出てからでも遅くはありません。
まずは、資本金0円または小資本で始められるビジネスモデルを意識してください。そのためにも、インターネットの活用は必須です。
在庫を抱えないビジネスにする
会社の倒産原因は「資金ショート」です。逆に言えば、資金ショートさえしなければ、会社は永久的に存続することが可能になります。
在庫を抱えないビジネスモデルを作ることで、たとえ利益が出なくても資金ショートはなく、金銭的な損失はありません。失うものと言えば「あなたの労力と時間」だけです。
つまり、あなたが諦めないかぎり、成功するのは時間の問題になります。
在庫を抱えないビジネスを作るヒントとしては「物ではなく知識(情報)を売る」ことです。情報を売る職業とは、学校、塾、士業、僧侶、カルチャースクール、インストラクター、コンサル、作家、音楽家、役者などがそうです。
情報を売るというと胡散臭く思う人がいますが、決してそうではありません。あなたが経験から得た知識や情報には価値があり、欲している人は世の中に沢山います。
自分には何もないと言う人もいますが、それは「誤った思い込み」にすぎません。その理由と解決策については後述します。
1円すら稼げなくてもやりたいと思うビジネスをやる
資本金ゼロ、在庫リスクを抱えないことで、倒産リスクはなくなりました。あとは、あなたがビジネスを継続できるかどうかだけです。
ビジネスだけでなく、成功者と失敗者の違いは「やり続けたかどうか」の違いだけ。つまり、あなたが好きなことや情熱が成功の鍵になります。
あなたが「1円すら稼げなくてもやりたい」と思えるテーマから、ビジネスを作りましょう。そのためにも、自分が好きなことや得意なことを書き出してください。
どんな小さなことでも構いません。ビジネスにならないと思っても書いてください。先入観を捨てて、頭の中身を全て吐き出してください。
「好きなこと」と「世間の需要」が重なる市場を探す
自分の好きなことや得意なことを書き出したら、それを「世間のニーズ」と重なる市場を探します。
すでにビジネスとして成立している巨大マーケットは5つ。それは「お金、教育、健康、趣味、人間関係」です。
あなたが好きなことや得意なものの中に、5つの市場と重なるものはありませんか?5つの市場は、あなたの人生にも密接に関わっているため、きっとあるはずですよ。
見込み客の悩みを徹底的にリサーチする
自分が参入する市場を決めたら、その市場の顧客になるであろう人々が抱えている悩みや問題点をリサーチします。
理想は、人々と会話して聞き出すことですが、簡易的な方法としてはヤフー知恵袋や教えてgooなどの「Q&Aサイト」を使ってリサーチすることです。
Q&Aサイトは、世の中に求められているニーズの宝庫であり、ビジネスになり得る「ダイヤの原石」が無数に落ちています。このようなツールが無料で使えるとは、恵まれた時代になったものです。
ヤフー知恵袋:http://chiebukuro.yahoo.co.jp/
教えてgoo:http://oshiete.goo.ne.jp/
ライバルがいなくなるまで市場を「ニッチ化」する
ニッチとは「求められているのに、まだ満たされていない市場」のことです。
例えば、Q&Aサイトで「ダイエット」と検索すれば、ダイエットに悩む人々の質問が大量にヒットします。しかし、ダイエットと言っても、それぞれ悩みが全く違うことが分かります。
それぞれの悩みが「ニッチ候補」です。あとはgoogleなどの検索エンジンを使い、その悩みを特化的に解決するサービスがあるか調査します。
サービス提供者が多い場合は「競合過多」のため参入をやめます。逆に、サービス提供者がいない場合は、ライバル不在のため「ニッチ市場」と判断します。
ただし、自分の好きや得意なことと、重なるニッチ市場を選ぶことを忘れないでください。いくら儲かる市場でも、情熱が持てない市場に参入すれば継続できず、成功に至りません。
自分が提供するサービスを明確に伝える
いよいよ、選んだニッチ市場の悩みを解決するサービスを提供していきます。しかし、その前に「あなたの肩書き(看板)」を明確化することが大切です。
これは自己紹介と同じで、あなたがいくら素敵な人でも、相手にそれが伝わらなければ、モテることはありません。
「誰に、何を、このサービスを選ぶべき理由」を具体的に伝えること。相手に「このサービスは私のためにある!」と思ってもらえれば勝ちです。
ネットメディアで情報発信する
ブログ、サイト、SNS、動画共有サイトなどを駆使して、徹底的に情報発信し露出していきましょう。
ネット集客は、膨大なアクセスがないと顧客が獲得できないと思いがちですが、それは「誰に、何を、選ぶべき理由」が、曖昧で不明瞭なビジネスだからです。
見込み客に突き刺さる、具体的な肩書きさえ用意すれば、驚くほどの反応率が狙えます。つまり、少ないアクセスでも、見込み客を堅実に集めることができます。
ネットビジネスにおいては、アクセスよりも「差別化」が命になります。
「無料プレゼント」を提供し顧客名簿を集める
あなたのサービスに興味を持つ見込み客が集まっても、いきなりセールスはしません。まだ、あなたは信用されていないからです。
そこで「無料プレゼントの提供」と交換条件に、見込み客の名簿(メールアドレス)を取得します。
無料プレゼントの質が良ければ、あなたのことを見込み客は信頼します。また、顧客リストを取得することで定期的なアプローチが可能になり、信頼関係を積み上げていくことができます。
見込み客とコミュニケーションを取ることで、相手の悩みを聞きだすこともできます。これによって、あなたのサービスをさらにブラッシュアップできます。
安い商品を売る(フロントエンド)
ここで、ようやく商品販売です。しかし、この段階では利益は度外視です。良いサービスをできるだけ安く提供することで、成約率を高め、信頼関係を深めていきます。
また、安いサービスでも購入するという行動を取ってもらうことで、見込み客は「お客様」にフェーズが上がります。これは、あなたへのコミットメント(忠誠心)が高まることを意味します。
また、一度購入した人は、購入前よりもお金を払うことに抵抗がなくなり、リピート購入につながりやすくなります。お得意様になりえる大切な人々を育てていきましょう。
高額な商品を売る(バックエンド)
ここで、遂に利益を狙います。フロントエンド商品を購入してくださったお客様に対して、よりハイエンドなサービスを提供し、満足度をさらに高めてもらいます。
ここで、顧客満足度を高めることに成功できれば、お客様は「あなたの信者」にもなってくれます。この時点で、あなたのブランドが確立します。
まとめ
以上の戦略は、お金を一切かけることなく、誰でも実践できる独立起業法です。
お客様が満足するサービスなんて提供できないと思うかも知れませんが、だからこそ、あなたの好きや情熱からビジネスを作ることが必須です。
あなたが、情熱の持てるビジネスにさえ取り組めば、お客様が満足しないサービスが生まれるはずはありません。それは、あなたのプライド(生き様)にかかることだからです。
独立起業したいけど、実行に躊躇している人は、働きながらで良いのです。この11の戦略を参考にし、ビジネスを設計してみてください。