あなたが、うつ病で苦しむのは、あなたの責任ではありません。はっきり言いますが「会社や仕事仲間の責任」です。

 

会社は、あなたの「誠実で真面目な性格」を悪用し、頑張らせ、我慢させ、抱え込ませ、ストレスをかけてきます。あなたは何も悪くありません。自分を責めないでください。

 

あなたは、今のままで大丈夫。周囲が改めるべきなのです。しかし、会社は性懲りもなく、あなたにストレスをかけてくるため身を守らないと潰されます。

 

うつ病とは、ストレスによって生まれる「不安の種」が、心の器をいっぱいにしたときに発症します。つまり、うつ病を消し去る方法はたった1つ。「不安の種を溜め込まず摘み取っていくこと」です。

 

仕事のストレスを消し去り、不安の種を摘み取っていく「10のテクニック」を紹介しましょう。

 

不安の種を摘み取る10のテクニック

仕事のストレスを発散する方法

毎月の生活費を数値化する

不安の種として、絶えず付きまとってくるのが「お金の心配」です。現代社会は、お金がないと生きていけない強迫観念のもとに成り立っている面があります。

 

事実、お金の不安があるために、我慢して仕事をしている人も多いはず。そんな不安の種を摘み取るために「毎月に必要な生活費」を具体的に把握しましょう。

 

生活費を「数値」として視覚化することで、根拠のない「恐怖のファンタジー(妄想)」で、不安が膨らまなくなります。客観的な判断ができるようになるからです。

 

月々に最低限必要な生活費が数値化することで「今の仕事を辞めても何とかなる」という、明るい展望が見えてくる可能性もあります。

仕事を流れ作業化したチェックリストを作る

うつ病になると、自分でも不本意な思考や行動をとることが多くなります。結果、自分に不信感を持ち、不安を増幅させてしまうケースがあります。

 

これを回避するために、仕事を「あなたの思考の外」で管理しましょう。仕事のフロー(作業の流れ)を紙に書き出し、チェックシートにして客観化しておくのです。

 

そうすることで、機械的に仕事がこなせるようになり、ムダな不安がなくなります。なお、チェックリストに書いた各タスクは、自分が負担に感じなくなるまで「細分化」するのがコツです。

 

タスクが多すぎるとストレスになってしまう方は、複数のタスクをひとまとめにして減らします。逆にタスクが少ないことに不安を感じる方は、より細分化して数を増やしましょう。

仕事や作業で「起こり得る出来事」を予測しておく

ストレスになる出来事を予測する

 

仕事のフローを参考に、今日起こるかも知れない「あなたの気分が揺れる出来事」を、こと細かに予測しておきましょう。

 

そして、それらの出来事に直面したとき、自分の気分が振り回されないよう「心をニュートラルにする対策」を、あらかじめ用意しておくのです。

 

Aという出来事が起こったときは、aという思考や行動を取って気分をニュートラルに導く。今日の出来事をシナリオ化し「あらかじめ決められた対策」を準備し、出勤しましょう。

仕事のスタート部分だけやる

うつ病になる人は、真面目で責任感の強い人が多いです。そのため、やる気が湧かない自分を責めて卑下しがち。しかし、これは不安の種を増やす行為です。

 

実は、やる気は精神論ではなく科学です。人間には「作業興奮」という心理メカニズムが備わっており、少しだけでも始めてみると、やる気が出てくる仕組みを持っています。

 

1分でも、2分でも構いません。仕事のスタートだけやってみましょう。そうすることで、気が付けば思ったよりも作業を進めている自分に気づくはずです。

 

全てこなそうと気負うと、最初のスタートを取り掛かることすら出来なくなります。「頑張らない」ことがコツです。

調子の良いときは「仕事の貯金」をする

うつ病は頑張らないことが大切

 

うつ病は、心の調子に波があり、自身でも予測できません。そのため「明日、仕事があるのに、気分が悪くなったらどうしよう」という心配が、不安の種になります。

 

しかし、調子が良い日もあるはず。そんなときは、いっきに仕事をこなして貯金しておきましょう。そうすることで、心に余裕ができ、不安を軽減することができます。

 

ただし、どんなに調子が良くても無理は禁物。「まだいける」と思ったところで辞めるのがコツです。疲労や睡眠不足は、うつ病を悪化させるからです。

やらなくても良い仕事にタッチしない

仕事の2割が8割の成果を上げる。これを「パレートの法則」と言い、仕事だけでなく、あらゆる物事に当てはまる法則です。(故障の8割は、2割の部品に集約している等)

 

あなたが背負うべきでない作業にはタッチしない、やらないことを明確にして「2割の重要なタスク」だけに絞りましょう。すると、作業負担が軽減されて楽になります。

他人やモノに責任転嫁しよう

うつ病は責任感が強いのが原因

 

仕事をしていると「心ない人々」と関わることがあります。あなたを叱ったり、頑張れとプレッシャーをかけてくる人たちがいます。

 

しかし、そのような心ない言葉を、真に受けとめたり、背負う必要はありません。言われたのでは自分ではなく、他人やモノだと受け流しましょう。

 

例えば、書類に誤字脱字があり注意されたら、自分の非を指摘されたのではなく、文章の非を指摘されただけだと、自分以外のものに責任転嫁するのです。

うつ病は優秀な人の宿命。ならない奴はバカだと思う

うつ病になりやすい人は、真面目、几帳面、責任感が人一倍強い傾向にあります。これは、世界中の学者たちが口をそろえて言う「揺ぎない事実」です。

 

つまり、うつ病とは「優秀な人の宿命」だということ。優秀なあなたが、あなたよりもバカな連中の言動に振り回されるのは、おかしな話です。

 

気に入らない上司や仕事仲間は「バカ」です。あなたはバカに付き合ってやっているだけ。「あいつはバカだから仕方ない」と、子供扱いをすればOKです。子供の言うことを真に受ける必要などありません。

 

うつ病の人は、真面目すぎるあまり「全ては自分の責任、悪いのは自分」と、他人の責任すらも背負ってしまいがち。これは非道徳なテクニックですが、責任感の強いあなたには、これぐらいが丁度良いのです。

仕事を忘れられる趣味や友達を作る

うつ病とは、自分を傷つける「思考を繰り返した結果」に発症します。うつ病の原因が仕事であるなら、仕事のことを考えるほど、不安の種が増え、症状が悪化します。

 

逆に、仕事のことを忘れる時間が多くなるほど、うつ病の症状は緩和されていきます。だからこそ、仕事のことを考えない環境が大切です。

 

没頭できる趣味、日常とは一切つながりがない第4の人間関係を作り、仕事を忘れられる時間を増やしていきましょう。

無駄な情報をシャットアウトする

うつ病は気分が落ち込む情報は遮断する

 

繰り返しますが、うつ病の原因は「思考の繰り返し」です。自分を責めるなど、ネガティブな思考を繰り返す習慣が強いほど、うつ病のリスクは上がります。

 

ところが、日常生活をすごしているだけでも、テレビや新聞、周囲の会話から、気分が落ち込むネガティブな情報が洪水のごとく入ってきます。

 

あなたの気分を悪くする情報はシャットアウトし、フラットな状態でいられる時間を増やしましょう。音楽鑑賞や景色など、心が平穏になる環境にできるだけ身を置くのです。

 

このとき「ポジティブ思考になろう」と気負う必要はありません。「何も考えない時間」をすごすだけで良いのです。

まとめ

究極のうつ対策とは、自分のことは自分で守ることです。自分のことは他人には決して分かりません。これは、あなたが他人のことが分からないのと同じです。

 

自分が潰れてしまう限界というのは、あなたが一番良く分かっています。会社の物差しで生きると潰されます。しかし、あなたが潰れても、会社は面倒を見てくれません。

 

もし、今の仕事を失ったとしても、あなたが元気なら再起はいくらでも可能です。しかし、身も心も潰れて再起不能になってしまったら・・・そのときは「後悔」しか残りません。

 

だから、絶対に頑張らないこと。自分の心に正直になって、自分を認めてあげてください。そうするだけで、うつ病は次第に良くなっていきますから。

 

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