
デフレによる失われた20年、グローバル経済による低賃金化が進む中、すべての人が「複数の収入源」を持つことが必須の時代になりつつあります。
しかし、本業以外に外で働くのは抵抗がある人は多いはず。そこでおすすめなのが、自宅でできる在宅ワーク「クラウドソーシング」です。
クラウドソーシングとは「仕事を依頼する人」と「仕事を受けたい人」が集まるマッチングサイトです。サイト内で、受注から報酬受け取りまでが完結するため、自由に仕事ができます。
今までの内職は、稼ぐのが難しいイメージがありました。しかし、クラウドソーシングは経験を積むことで収入をどんどん上げていくことが可能です。
そこで、クラウドソーシング未経験で実績やスキルもない人が、堅実に収入を上げていく7ステップをご紹介します。
この記事の目次
クラウドソーシングに登録する(無料)
当然ですが、クラウドソーシングに登録することからがスタートです。クラウドソーシングのマッチングサイトは沢山ありますが、以下の2つに登録すれば十分です。
ランサーズ
会員数42万人、累計以来件数49万人の日本No.1のクラウドソーシング。
ランサーズ公式サイト:http://www.lancers.jp/
クラウドワークス
会員数25万人、累計依頼件数18万人のNO.2のクラウドソーシング。
クラウドワークス公式サイト:http://crowdworks.jp/
その他にも、シェフティやShinobiライティングなど、数々のクラウドソーシングがあります。検索すれば沢山出てくるので、余裕がある方はチェックしてみてください。
自己紹介を詳細に載せよう
クラウドソーシングはネットで完結するからこそ、自己紹介をしっかり開示している人の方が、仕事がとりやすい傾向にあります。
自分のプロフィールをできるだけ詳しく記載しましょう。本業(前職)で培った実績やスキルがあれば、少し大袈裟になっても良いので積極的にアピールしてください。さらに、可能であれば「顔写真」を公開すると、より仕事が獲得しやすくなります。
顔が見えない人に仕事を頼むよりも、顔が見える人に頼みたいのが「人間のサガ」なのは言うまでもありません。
本業の都合で、顔写真が公開できない人は、仕事の依頼者だけに「限定公開」も可能です。それすらも難しい人は、横顔や写真加工をして公開すると良いでしょう。
画像の部分をデフォルト設定のまま「空白」にしているよりも、何らかの写真を掲載した方が好感度はアップします。
タスク業務をこなし実績を積む
クラウドソーシングの仕事内容には「タスク業務」と「プロジェクト業務」があります。
タスク業務とは、1つの仕事に複数の人々が参加できる方式です。例えば、ブログ記事作成100件の依頼があっても、1件から作業の参加ができる業務です。
タスク業務は、記事作成、文字起こし、アンケートなどの単純作業が多く、作業単価は安い特徴があります。しかし、実績をスピーディーに積み上げていけるのがタスク業務の利点です。
自分が楽しめる分野も見つけていこう
クラウドソーシングのサイトを見れば分かりますが、大量の仕事が溢れています。あらゆる分野のタスク業務をこなしながら、興味のある取り組みたい分野を見つけていきましょう。
自分が好きな分野を自覚することが、近い将来にクラウドソーシングで高い報酬を稼ぐために大切になります。詳しい理由については後述します。
実績をどんどん公開していく
完了した仕事は、プロフィール欄に「過去に請け負った業務」として開示されます。タスク業務で効率良く実績を増やしていくことで、どんどん仕事が取りやすくなります。相手から仕事の依頼が来る確率も増えていきます。
最初は、単価が安くて辛いかも知れませんが、高額報酬の仕事を取るための「基礎作り」だと考えて頑張りましょう。
プロジェクト業務で高額報酬を狙っていく
プロジェクト業務とは、1つの仕事に対して、複数の人が請け負いたいと希望します。依頼者は、その中から適任だと思われる1人のみに仕事を依頼する形式です。
プロジェクトで選ばれるためには「実績や経歴」がカギを握ります。そこで今まで積み上げてきた「タスク業務の実績」が、強い武器になってくれるわけです。
プロジェクトに選ばれると、継続的に仕事をもらえることも増えてきます。また、単価も上がるため「稼ぎの好循環」が起こりはじめます。
さらに、プロジェクトを請け負った実績も積みあがっていくので、あなたの信頼度がどんどん高まっていきます。
興味がある分野のスキルを並行して磨く
ここまできたら、自分に向いている分野や、稼ぎやすい分野が分かってきます。専門性を持てば、あなたの報酬は飛躍的にアップします。
業務を請け負いながら、自分が好きな分野の勉強を並行して行ってください。
高単価で需要の多い専門分野は、ウェブサイト制作、ゲーム開発、プログラミング、イラストデザイン(ロゴ作成など)、シナリオ制作(漫画や小説)など、豊富です。
クラウドソーシングの仕事を隅々までチェックし、スキルを身に付けたい「興味のある分野」を発見しましょう。専門技術を習得すれば、稼ぎは増えていきます。
今の時代「ネット検索」をすれば、スクールに行かなくても知識や情報は無料で手に入ります。独学だからこそ、あなたが好きな分野を選ぶことが、スキル習得の秘訣です。
専門的な仕事を受けて高額報酬を狙う
専門的なスキルを習得した後は、コンペなどにも積極的に参加し、高額案件をどんどん取っていきましょう。
もちろん、プロフィール欄には習得したスキルや実績、作品などを公開してきます。自分の作品や理念を伝える「独自のブログ(ホームページ)」を外部に持つことで、より信頼感を得ることができます。
また、ブログやSNS(フェイスブックやツイッター等)に、自分の実績(作品)を掲載することで、クラウドソーシングだけに留まらず、外部から仕事を直接取ることも可能になります。
あなたのブランドが完成すれば、クラウドソーシングを介さずに「自分の言い値」で仕事を受けることも可能になるでしょう。
まとめ
クラウドソーシングは報酬を稼ぎながら、自分の好きな分野を見つけたり、専門スキルが学習できる、とても有意義な在宅ワークです。従来の内職のような夢のない仕事ではありません。
実績を積み重ね、それを世間に開示することで、世界中から仕事が受けられる時代が、ネットによって実現したのです。
長期的な視野を持って取り組めば、あなたの可能性は無限に広がっていきますよ。