昨今「引き寄せの法則」が世間に定着しつつありますが、その効果を実感している人は少ないのではないでしょうか?
実際「引き寄せの法則なんて嘘だ」というアンチテーゼも、世間に蔓延しています。
なぜ、多くの人が引き寄せの効果を実感できないのでしょう?それは、引き寄せの法則を発動させるためには「確信」がキーポイントになるからです。
簡単に言うと、心のどこかで「信じられない」という観念があった時点で、望みの現実を引き寄せることは不可能になるという原理です。
しかし「信じられない」という観念が現実化していると考えれば、引き寄せの法則はやっぱりあると解釈できます。そう、多くの人は引き寄せの法則を「逆発動」させているわけです。
つまり、あなたが自由に願望を叶えるためには、引き寄せの法則は絶対あると信じ、確信することが第一歩になります。
そこで、信じるための根拠が欲しい人のために、現代の物理学の主流である「量子力学」から、引き寄せの法則が本当にあることを説明していきます。
実は、量子力学の世界が、引き寄せの法則やスピリチュアルの世界と非常に酷似していることが判明しています。
量子力学が証明する「全宇宙のメカニズム」から、引き寄せの法則は存在することを確信していただき、引き寄せの法則を思い通りにコントロールするためのヒントにしてください。
この記事の目次
人間を含めた宇宙の万物は「素粒子の塊」である
この世に存在する万物は「原子」によって作られています。約100種類の原子が、あらゆるパターンで組み合わさり、人間を含めた全ての物質を作っています。
原子は分解すると「中性子、陽子、電子」で構成されており、さらに、中性子と陽子は「クオーク」という小さな要素に分解できます。
現状では、電子とクオークをさらに分解することは不可能です。つまり、これ以上分解できない最小単位のものを「素粒子」と呼び、この素粒子を研究しているのが「量子力学」です。
※昔は「原子」が最小単位だったため「原子=素粒子」とされていました。
人間を含め、この世の中に存在する万物は「素粒子の塊」に過ぎません。つまり、人間も素粒子の性質を持っています。
ちなみに、原子は上の画像のように、中心にある原子核と、その周辺を高速で回転している電子、あとは空間で構成されています。
驚くことに原子核は、原子を東京ドームの大きさに例えたとき「米一粒」の大きさになります。つまり、原子は99.9999999%以上が空っぽなのです。
ということは、原子の集合体である人間も空っぽだと言えます。ところが、人間は硬い物体として存在し、スカスカで透き通った幽霊のような状態ではありません。
これは、原子の空間を「電子」がとんでもないエネルギーで高速運動しているからです。
分かりやすく例えると、原子を「自転車の車輪」とします。
ご存知のとおり、自転車の車輪は空間だらけです。しかし、車輪を回転させると空間はどうなるでしょう?スピードを上げるほど空間は消え、テーブルの表面のように物質化します。石を投げると跳ね返すほどです。
原子もこれと同じで、電子が原子内を超高速で運動しています。この強烈なエネルギーが硬さのある物質を作っているのです。
つまり、万物は「物質」というよりも「エネルギー」と言った方が正しいのです。
エネルギーが、想像を絶するスピードと、無限のバラエティによって、私たちにあらゆる物質を見せているだけ。
以上から、人間、動物、植物、海、山、水、空気、宇宙はもちろん、目に見えない光、音、色、匂い・・・この世の全てはエネルギーであり、あなたも「エネルギー体」だということを認識してください。
引き寄せの法則やスピリチュアルを心から信じられない人の多くは「気・波動」という言葉に違和感を持っています。人間が形のないエネルギーであるはずがないという観念があるのです
このような観念がある人は、量子力学が証明している「この世にはエネルギーしか存在しない」という事実を認めること。これが、引き寄せの法則を発動させるための第一歩になるでしょう。
素粒子は人間が見たときに「物質」として確定する
量子力学では、万物を作っている「素粒子」が、この世の常識を超えた性質を持っていることを証明しています。
その一つとして、素粒子は「目に見える物質」でもあり「目に見えない波動」でもあるということ。そして、素粒子は人間が観測すると「物質化」し、観測していないときは「波動」になことが判明しています。
※人間だけじゃなく「観測器」が観測したときも同じ現象が起こります。
例えると、月は人間が見ていないときは「物質」として存在せず、居場所が確定できない「波動」として存在するということ。これを、量子力学では「観測問題」と言います。
量子力学における観測問題は、人間の常識とかけ離れているため、かのアインシュタインですら「月はいつもそこにある!」と反論したほどです。
しかし、現代物理学の主流が「量子力学」であることからも分かるように、アインシュタインは亡くなるまで反論したものの、論破できず敗北しました。
ちなみに、観測問題を証明するものとして「二重スリットの実験」が有名です。
以上から・・・
素粒子で作られている万物は、人間の観測、つまり人間の「意識」が注がれたときに物質化するということ。逆に、人間の意識が介していないときは、万物は波動であり非物質なのです。
つまり「人間こそが万物に影響を与えている創造主」であり「人間があって万物がある」という新常識を、量子力学は証明したのです。
これは「あなたの意識」が、目の前に起こる現象を決定(確定)しているということ。
つまり、良い意識をすれば、良い現象が物質化される。悪い意識をすれば、悪い現象が物質化される。意識なくして存在するものは、この世にはないということです。
それを証明する面白い事例に「多重人格障害の患者のケース」があります。
驚くことに、多重人格の患者は、Aという人格の時とBという人格の時では、検査の結果が全然違うというケースが、医療現場では良くあるようです。
例えば、人格Aのときはガンがあるのに、人格Bになるとガンが消え、人格Cになると糖尿病になるなど、驚きの現象が起こっているようです。
この事例が信じられなくても「プラシーボ効果」は誰もが認めるはず。小麦粉を「特効薬」と信じた人が、小麦粉を飲むだけで病気を回復させた等のケースがあります。
つまり、あなたが発する意識が強ければ強いほど「物質の確定」に大きな影響を与えるということ。さらに、そのメカニズム証明した量子力学の実験があります。
根拠1:シュレディンガーのネコ
箱の中に1匹のネコと、毒ガスの入った容器を入れます。毒ガスの容器には放射性同位体(放射性崩壊がしやすい不安定な元素)が設置されており、崩壊すると毒ガスが漏れてネコが死にします。
もともと、シュレディンガーの猫の実験は「素粒子は、人間が観測したときに物質になり、観測していないときは波動である」という、量子論の不思議に反論するための思考実験でした。
この実験を発明したシュレディンガー博士は、量子力学の理屈が、ミクロ(極小)の世界では当てはまるとしても、マクロ(巨大)の世界では当てはまらないという仮説を立てました。
そこで、猫という「マクロな物質」と、放射同位体という「ミクロの物質」を同じ箱の中に入れてフタをし、人間が観測できない状態にして実験したのです。(思考実験のため現実には行われていません)
ここでは分かりやすく、放射性同位体は50%の確率で崩壊、または崩壊しないとします。つまり、毒ガスが漏れてネコが死ぬか死なないかは「半々」ということです。
シュレディンガーの猫の実験は「人間が観測するまでは何も確定していない」という量子論の理屈に対して「じゃあ、人間が見るまでは箱の中のネコは生死が確定しておらず、死んだネコと生きているネコが、重ね合わせて存在するのか?そんなのおかしい!ネコの生死は箱を開けて観測する前に確定しているはずだ!」という反論でした。
しかし、この思考実験は「量子力学の理屈が正しかった」という結論に至るのです。
コンピューターの発明に貢献し「コンピューターの父」と呼ばれる天才物理学者「フォン・ノイマン博士」が、数式によって正当性を証明してしまったのです。
どんなに数式や方程式をいじくり回しても、人間(または観測機)が観測するまでは、物質の状態は確定していないという結論に至ったのです。
つまり、人間の「意識(心)」が万物を創造しているということを、結果的に証明したものでした。
根拠2:量子コンピューター
現在研究が進められている「量子コンピューター」も、シュレディンガーの猫にあった「重ね合わせ」のメカニズムで、驚異的な処理スピードを実現するのです。
量子コンピューターは、生きている猫と死んだ猫が同時に存在する「量子重ね合わせ」を活用することで、同時に2つ以上の演算を並列処理するメカニズムです。
これが実現すれば、現状のスーパーコンピューターが数千年かかっても計算できないものを、たった数十秒で終わらせるという驚異的な性能を発揮するようです。
現在、原理そのものは完成しています。
以上からも、量子重ね合わせという「同時並列の世界」は物理学的にも存在するということ。これは、SFの世界だった「パラレルワールド」が実在することを意味します。
しかし、シュレディンガーの猫の実験で、生きている猫と死んでいる猫が同時に存在するのなら・・・
生きている猫を見ている自分と、死んだ猫を見ている自分の「二人の自分」が同時並行で存在するという理屈になります。
なぜなら、人間も「素粒子の集合体」のため量子重ね合わせが適用されるからです。また、シュレディンガーの猫は「マクロの物質」にも、量子の性質が適用されることを結果的に証明しました。
つまり、私たちには「カルマ(今世の課題や運命)」はないということになります。あったとしても、自分の意識(心)によって、いくらでも変えることが可能だということです。
あなたは、どのパラレルワールドで生きたいですか?あなたは「意識の質」を変えるだけで、自由に移動することができるのです。
量子力学から判明!引き寄せる力が強い人になる唯一の方法
量子力学では「あなたの意識」が、万物の状態を決定することを証明しました。
あなたの意識が関与するまでは「全ては無限の可能性」として存在しています。つまり、その無限の可能性を一つに確定させたということは、あなたがそれを好んで選択したと解釈できます。
しかし、ほとんどの人はこう反論するでしょう。「私が望んでいないことばかりが起こるのですが。これは量子論と矛盾していませんか?」と。
その答えはこうです。それは、あなたの無意識(潜在意識)が原因です。
スピリチュアル系の書籍などを読むと「ポジティブな言葉を唱えれば、それが現実化する」といった内容が書かれています。
しかし、あなたはこんな経験がありませんか?「年収1億円を稼ぐ」と言ったポジティブなアファーメーションを唱えた直後に、心の底から「自分には無理」という声が聞こえてくることが。
これが、潜在意識(無意識)の働きです。
潜在意識(無意識)と顕在意識(自覚できる意識)の割合は「9:1」と言われています。つまり、アファーメーションは「10%の顕在意識」に働きかけるだけで、90%の潜在意識によって打ち消されるわけです。
では、あなたの潜在意識を作っているのは何でしょう?それは、あなたが生まれてから今に至るまで、せっせと刷り込んできた「観念(思い込み)」です。
社会通念、世間体、常識、両親や周囲の価値観、自己体験から信じてしまった独断と偏見・・・これらが観念として、あなたの潜在意識に刷り込まれているのです。
そして残念ながら、観念はほとんどが「恐れ&不安ベース」で作られています。
それは「あなたが大切にしている習慣」を思い出せば簡単に証明できます。朝7時に起床する、歯を磨く、挨拶をする、嘘はつかない・・・
これらは「○○しなければ大変なことになる」という恐れが根底にあります。
・朝7時に起床する ⇒ 遅れたらクビだ
・挨拶をする ⇒ 愛想が悪いと疎外される
・嘘をつかない ⇒ 嘘つきは地獄に落ちる
意識の90%を占める潜在意識が「恐れ&不安ベース」なら、あなたが望んでいなくても「恐れや不安の現象」が確定しやすいのは当たり前だと思いませんか?
ちまたの「引き寄せ本」に書かれていることを実践しても、引き寄せが起こらないのは、あなたの潜在意識を「観念」が支配しているからです。
さらに、恐れや不安は、あなたに罪悪感、孤独感、無価値感を植えつけ、セルフイメージ(自己肯定感)を下げます。結果、あなたの引き寄せる力も下がります。
つまり、引き寄せの力を上げる本当の答えとは、今まで身に付けた恐れや不安ベースの「観念」を手離し、観念に束縛されない「自由な存在」になることです。
あなたが確定した、あなたが見ている世界は、あなたが持っている観念(強く信じている思い込み)の反映だからです。
潜在意識にある「観念」を書き換える方法
すでに潜在意識に刷り込まれた観念を書き換えるのは至難の業です。なぜなら観念は、あなたが心の底から信じている価値観であり、あなたが大切にしているものでもあるからです。
そのため、よほど強烈な体験をしてショックを受けない限り、観念をすぐに変えることは無理です。例えば、生命に関わる体験や、失いたくないものを失う体験などがそうです。
しかし、これはトラウマなどの悪影響も考えられるため得策ではありません。
現実的には、自分にとって望ましい観念を知り、それを繰り返しインプットし、腑に落としていく方法が妥当です。
観念は、体験してきた出来事に「独自の意味づけ」をし、信じ続けたことで作られたもの。
つまり「ポジティブな意味づけ」をし、それを心底から信じることができれば、どんどん書き換わっていき、良い観念が潜在意識を満たしてくれます。これが望みの人生を引き寄せる力を育てる方法です。
そして、あなたに「意味づけの技術」を提供するのが「ヤギコーチ公式YouTubeチャンネル」です。
超重要なので、もう一度繰り返します。
量子力学では、あなたの意識が全ての状態を確定させることを証明しています。つまり、意識の90%を占める「潜在意識」を支配する「観念」を書き換えれば、あなたの引き寄せ力は飛躍的にアップします。
ヤギコーチが言う「戦闘力」とは、観念に支配されない力や、望みどおりの現実を確定させる引き寄せの力を意味します。
観念を手離すスキルを身につけることで、あなたを制限するストッパーが外れ、ドラゴンボールでいう「スーパーサイヤ人」として覚醒できます。ヤギコーチは、その「きっかけ」を提供することが理念です。
ヤギコーチは「ナメック星の最長老」のような存在だと思ってください。あなたをスーパーサイヤ人にできなくとも、あなたの戦闘力を少しでも引き出すこと、それがヤギコーチの使命です。
あなたが見ている「この世」も全ては幻想である
驚くかも知れませんが、この世の正体は、上の波紋のような「エネルギーとエネルギーの干渉」があるだけです。
人間を含め、万物は「素粒子の塊」に過ぎず、この世は素粒子が放つエネルギーが干渉し合って作る「無限の波紋」が、無味乾燥に広がっているだけなのです。
ところが、人間は素粒子の波紋に反射した光を「目」に取り込み、取り込んだ光を電気信号に変換し、脳が「勝手なイメージ」を作ってしまいます。
つまり、私たちが見ているのは、脳の解釈にすぎない「幻想のこの世」であり、エネルギーの干渉しか存在しない「本当のこの世」を見ることができません。
あなたが見た「美女」も、脳が勝手に作ったイメージです。本来そこにあるのは、素粒子同士のエネルギーの干渉(波紋のようなもの)しかありません。
視覚だけでなく、感触、臭い、味、音、痛み、快感・・・これらの五感も、脳が作った「バーチャルリアリティ」です。
つまり、この世は「お化け屋敷」と同じアトラクションだということ。ただ、あまりにも脳が私たちにリアリティを感じさせてしまうため、幻想だと気づかないだけです。
映画もスクリーンに反射した光に過ぎません。しかし、その光を目から取り入れ、脳がイメージを作ってしまうため、リアリティを感じて驚いたり感動したりするのです。
つまりです。
あなたが見ている現実が、脳が作った幻想であるなら、自分の都合の良い幻想を脳に作らせた方が、人生楽しくなりませんか?という提案です。
量子力学は、あなたの意識が現実を確定させることを証明しています。では、あなたの都合の良い現実を確定する「脳」になることで、望みどおりの人生は引き寄せられます。
そのためにも、あなたに「不都合な幻想を見せる観念」から「都合の良い幻想を見せる観念」に書き換えることが、人生を劇変させる「唯一の成功法則」になります。
まとめ
①万物は、人間が観測(意識)したときに状態が確定する(観測問題)
②万物は、無限の可能性をパラレルに持ち、人間の意識で1つに確定する(量子重ね合わせ)
つまり、あなたの意識によって現実はいくらでも変わるということ。運命やカルマは存在せず、あなた自身が創造主として、思い通りの現実を作る力を持っている。これが量子力学から読み取れる真理です。
しかし、望みどおりの人生が引き寄せられない、確定できないのは、以下の要因があるからです。
①あなたの意識の90%は「潜在意識」が働いている
②顕在意識がポジティブでも潜在意識がネガティブなら打ち消される
③潜在意識は「観念(あなたが信じている思い込み)」が支配している
④この世で刷り込まれる観念は「恐れと不安」をベースに作られている
潜在意識がネガティブな観念に支配されていれば、必然的に「ネガティブな現象」を引き寄せます。これが、多くの人々が引き寄せの法則をコントロールできず、望まない現実を確定させる真相です。
現状の地球は「恐れ」が支配している世の中。社会通念、法律、道徳、しつけ、宗教・・・これらは全て恐れベースであり「○○しなければ罰せられる」という「脅し」が根底にあります。
だからこそ、自らで観念を書き換え、守るスキルを持たなければ、恐れベースの観念がどんどん刷り込まれ、潜在意識が汚染されていくのです。
恐れは、あなたに不安感、罪悪感、自己嫌悪(無価値感)を植えつけ、セルフイメージ(自己肯定感)を、どんどん下げていくでしょう。
私自身も、恐れの観念に苦しむ一人です。現状も手離すことはできていません。だからこそ、恐れに支配されないスキルを、皆さんと高められる環境を作ることは、とても有意義だと考えています。
創造主であるあなたを制限する「恐れの観念」を打ち倒し、望みの人生を引き寄せる力、望みの現実を確定させる力に覚醒してください。
量子力学の視点から引き寄せの法則をもっと追求したい方は、以下の姉妹サイトも参考にしてください。
生きる意味を知りたいあなたへ|運命を変える引き寄せの法則ブログ