日本では、就職に関して新卒が優遇され、一度タイミングを外してしまうと就職のハードルが高くなってしまいます。また、転職に関してもブランクが空いてしまうと、これもハードルが高くなってしまう傾向にあります。

 

そこで一度タイミングを外したりブランクをあけてしまっても、就職や転職を有利に進められる資格を紹介したいと思います。

 

電気工事士

電気工事士の資格

 

第一種と第二種がありますが、第二種でも十分就職に有利です。主な仕事内容は建物の新築や増改築時に配線工事を行ったり、コンセント・アースの設置を行います。

 

現代の生活で電気は常に必要ですから、仕事としての需要がなくなる事はまず無いでしょう。事実、東京オリンピック関連の建設工事で一時期人手不足となる程でした。

 

国家資格ですが、比較的短期で取りやすいのも魅力です。

 

試験は筆記試験と実技試験がありますが、どちらも合格率は50%程です。筆記試験に関しては過去に出題された問題からの出題率が高いので、過去問代を重点的に予習すれば合格率は高まるでしょう。

電験三種

電験三種の資格

 

電気工事士の上位資格といえる資格です。主な仕事内容は大型施設での高圧電気の管理・保全です。電機業界の中でも、とても価値のある資格で、企業からのニーズも高く大変就職・転職に有利な資格です。

 

受験資格も特になく、誰でも受ける事ができます。試験は「理論」「機械」「法規」「電力」の4科目で、「理論」をしっかり押さえる事で、残りの3科目がかなり楽になります。

危険物取扱者

危険物取扱者の資格

 

工場やガソリンスタンドなどで、危険物を取り扱う際に必要となる資格です。

 

「甲」「乙」「柄」の三種があり、甲種は実務経験と学校での専門学習の履修が必要ですが、他の2種は受験資格がありません。

 

乙種第4類はガソリンを扱うのに必要であり、ニーズも多いので特に狙い目でしょう。

測量士補

測量士補の資格

 

あらゆる建設工事の最初に必要となる測量を行うのに必要な資格です。比較的求人も多いので安定した資格と言えます。

 

また、測量士補の資格を取得しておくと「土地家屋調査士」の一部の試験が免除されるので、「土地家屋調査士」の資格取得を目指す人は取得しておくと有利でしょう。

土地家屋調査士

土地家屋調査士の資格

 

家屋を建てた時に法務局へ登記するのが主な仕事です。また土地に関するトラブルの解決にも携る事が多く、今後の需要も見込める資格です。

中小企業診断士

中小企業診断士の資格

 

その名のとおり、主に中小企業の経営診断や助言・提案を行うのが仕事です。

 

取得するのは難しいですが、日本の経済を支えているのはそのほとんどが中小企業であり、需要も多くやりがいのある仕事と言えます。

 

また、大企業への就職や転職を考える際にも取得しておくと大変有利です。大企業も多くの中小企業と関わり支えられているので、中小企業診断士の資格を持っていると一目置かれるでしょう。

 

日商簿記

日商簿記の資格

 

簿記というと、経理のみに特化していると思われがちですが、資金管理や利益率の計算など、ビジネスの基礎知識を必要とされるため、社会人としてどこにでも通用するスキルと言えます。

 

日商簿記は、4級から1級までありますが、初歩的な簿記の実務理解が求められる3級あたりから受験する人が多いようです。

 

景気の影響をほとんど受けない資格であり、比較的短期間で取れることもあり、大変実用性の高い資格と言えます。

調剤薬局事務

調剤薬局事務の資格

 

病院で処方箋をもらい、調剤薬局で薬をもらう方式「医薬分業」が進んでいる現在、注目されている資格です。薬剤師のサポートや事務全般の作業を行います。

 

処方箋を取り扱うドラッグストアも増えているため、求人の数も多い現状にあります。また、比較的取りやすく勤務時間も柔軟な対応が可能な場合も多く、育児と両立させながら働けるところが魅力の一つです。

医療事務

医療事務の資格

 

医療事務は病院で文字通り事務を行うのに必要とされる資格です。こちらも調剤薬局事務と同様に比較的短期間で取得しやすい資格です。

 

少子高齢化が予想される中、今後も安定して求人のある資格と言えます。

宅地建物取引士

宅建の資格

 

土地・建物を扱う不動産会社や、マンション・アパートの管理を行う仲介業者に必要な資格です。不動産関連の業種だけでなく、金融や建築関連の仕事でも役に立つ資格です。

 

取得の難易度は若干高いですが、有用性の高い資格で就職や転職に有利です。

介護職員初任者研修

介護士の資格

 

介護や介助が必要な高齢者や身体障害者・特定疾患者の日常生活をサポートするのが主な仕事です。介護職に就く為にはまず最初に取得すべき資格と言えます。

 

介護福祉士、ケアマネージャーと段階を経てスキルアップしていけば、介護職のエキスパートも目指せます。

 

介護職と言うとブラックな事業所も見受けられますが、しっかりとした資格を取得しておくことで、優良な事業所への就職や転職がしやすくなります。

 

また、高齢化に伴い必要性が高まっているので、求人も多く出ています。

消防設備士

消防設備士の資格

 

ショッピングモールといった大型施設や学校等の公共施設に設置されている防災設備や消防設備の工事や整備・点検といった業務を行うのに必要な資格です。

 

消防設備士には、「甲種」と「乙種」があり、消化器の点検・整備が行える乙種第6類の取得が、特におすすめです。

 

「甲種」は、学歴の制限と、乙種取得後2年以上の実務経験といった受験制限があります。

 

基本情報技術者

基本情報技術者の資格

 

IT分野で重要視される資格です。特にサーバー管理やネットワーク関連・情報セキュリティーの知識や技術はIT関連の業種以外からも重宝されます。

 

IT分野の業種に就職や転職を考えているのであれば取得しておきたい資格です。

まとめ

今回紹介した資格を組み合わせることで、就職や転職に対して優位に進めることが可能です。

 

自分が目指す業界に役立つ資格は何か、将来設計に有効な資格は何か、この2つを念頭に置くことで、あなたが選ぶべき資格が見えてくるでしょう。

 

資格を持っている方が、就職や転職に優位とは言え、最大限に生かせるかは取得した本人次第です。せっかく取得した資格が無駄にならないようにプランニングしていきましょう。

 

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