コミュニケーション能力が高く、慕われている人の共通点を一言でいうと「相手の心を読み、感情を操作している」ということです。

 

こう言うと、したたかで嫌らしい印象がありますが、彼らは「相手のニーズ」を尊重しつつも、相手を自分の思い通りに動かしている特徴があります。

 

誤解されがちなのは「他人に臆面もなくベラベラ喋れる人=コミュ力が高い」という認識ですが、これはコミュニケーション能力に対する誤った理解です。

 

政治家や言論人に多いのですが、自分の意見を強引に押しつける態度は、コミュニケーション能力が高いとは言えません。他人を力でねじ伏せ、自分のニーズだけを満たそうとする「コミュ力の低い存在」です。

 

今から、相手に好かれ慕われる「本物のコミュニケーション能力」を身に付けるための「9の技術」を公開します。

 

他人が共感できる素材を使って、話を構成する

共感できない会話は禁物

 

あなたと他人は「生まれ育った環境」が異なります。

 

例えば、日本人と文化風習の違う「アフリカ原住民」と会話すれば、共有できる情報は、圧倒的に少ないのは容易に想像できるはず。これは、日本人同士にも当てはまります。

 

そのため、コミュニケーション能力の高い人は、相手の信念や思い込みなどの「価値観」に合わせて、会話を構築することを意識します。

 

なぜなら、相手の価値観に合わせて会話を構築することで「相手のYES(共感)」を積み上げることができるからです。これを「YESセット」と言います

 

相手の価値観に合わせながら、会話の中で「YES」を取り続け、結果的に、自分が設定したゴールに誘導する技術です。ただし、単なる「YESマン」になることではありません。

 

1つの具体例としては、相手が信じてやまない「権威」を利用し、自分が設定したゴールに誘導する方法です。

 

例えば「イチローに憧れる勉強しない少年」がいるとします。その子に対して「勉強しなさい!」と、こちらの意見を押し付けても、逆効果なのは言うまでもありません。

 

そこで、イチロー選手が成功したエピソードなどを用いて、勉強する重要性を少年に気づかせるのです。相手の価値観を理解しなければ、使いこなせない技術です。

 

もちろん、初対面の人の価値観を、瞬時に把握することは難しいでしょう。

 

最初は単なる「YESマン」の会話になってもOKです。まずは、相手のニーズを把握することに専念しましょう。

 

それが分かれば、相手を操作することが容易になり、自分の価値観に染めあげることができます。価値観が共有できれば、とんとん拍子で「信頼」が構築されていきます。

会話を切り替えるタイミングが絶妙

会話の切り替えで盛り上げる方法

 

コミュニケーション能力の高い人は「空気を読む力」に長けています。「会話の停滞」を敏感に察知し、話をすぐに切り替えることを意識します。

 

具体的には、相手の「価値観」を基準に、相手の興味やモチベーションが盛り上がる話題を、的確に選ぶのです。これは、会議などで行き詰ったときにも有効です。

 

このマインドを持って会話することで、相手に「この人といると退屈しない」という印象を与え、仕事においては「仕切るのが上手な人」と評価され、ムードメイカーになれます。

自分をネタにして、相手の警戒心を解くのがうまい

自己開示の苦手を克服しよう

 

コミュニケーション能力の高い人は、相手に対して警戒心を持ちません。相手を警戒すると、写し鏡のように、相手も警戒することを知っているからです。

 

そのため、コミュ力のある人は、率先して「自己開示」をして心を開きます。ちなみに、相手の警戒心を最短で解く、最も効果的な技術が「自分の弱点をネタにすること」です。

 

例えば、髪の毛が薄いなら「私の頭をご覧ください。隠し事はしません」などと、会話の中でネタにするのです。

 

人間が、見ず知らずの人に警戒するのは、古代より備わっている「殺されないための生存本能」が今も残っているからです。

 

弱点の自己開示は「武器は持っていませんよ」と、腹を見せるサインです。これによって、相手もようやく警戒心を解き始めます。

 

ただし、自分を卑下するのはNGです。相手にネガティブな印象を与えるだけでなく、人間に備わっている「種の優劣」という本能が働き、あなたが見下されるリスクがあります。

会話が相手7割・自分3割になっている

会話中は聞く姿勢を重んじる

 

コミュニケーション能力を上げるためには「相手の価値観」を把握し、それに沿って会話を構築することが重要だとお話しました。

 

相手の価値観を把握するには、相手の話をじっくり聞くことが欠かせません。ところが、コミュ力が低い人は、相手の話を聞かずに「自分のことばかり」を話します。

 

人は、基本的に自分のことを話すのが大好きです。しかし「相手:自分=7:3」の割合で、会話をしましょう。コミュニケーション能力を向上させるには「聞き上手」は必須スキルです。

 

7:3の割合で雑談ができれば、相手はあなたとの会話に心地よさを感じます。つまり、あなたに、どんどん話をしてくれるようになり、相手の価値観を探りやすくなります。

相手のキャパシティに合わせて会話をしている

わかりやすい会話の仕方

 

コミュニケーション能力が低い人は、早く結論を伝えたいがあまり、相手が理解するために必要な会話をも、飛ばす傾向があります。

 

コミュニケーション能力の高い人は、相手の処理スピードを意識して会話を構築していきます。相手が理解できる許容範囲で言葉を選び、一段ずつ会話を積み上げています。

 

そうすることで、相手に「会話が分かりやすい人だ」という印象を与えます。

 

相手が想定できる範囲を無視し、いきなり結論を述べたところで、省略した部分を後から補足せざるを得ないため、結果的に「会話が回りくどくて、分かりにくい人」だと思われます。

 

ちなみに「私って○○じゃないですか?」が口癖の人は要注意。すでに、相手は理解しているという勝手な思い込みは、コミュニ力が低いと評価されます。

会話のキャッチボールを続けるのが異常にうまい

会話のキャッチボールのコツ

 

コミュニケーション能力を向上させる効果的な訓練法は、会話のキャッチボールを続ける練習をすることです。

 

会話のキャッチボールとは、その名のとおり「相手が受け止めやすく、返答しやすい言葉を投げること」です。コミュニケーション能力の向上に、剛速球や変化球はいりません。

 

ちなみに、会話のキャッチボールはセンスではなく「知識」で習得できます。やり方のコツさえ知ってしまえば、誰でも今すぐ、会話のラリー能力を向上させることは可能です。

 

会話のキャッチボールを、半永久的に続ける方法は2つ。それは「連想と5W1H」です。

連想力によって会話をラリーさせる

会話は連想ゲーム

 

会話のラリー能力とは、1つのテーマをどんどん掘り下げていき、相手の本音に近づくことです。

 

上辺だけの会話を、いくら続けても仲良くなれません。お互いが「本音」を喋りだしたときから、親密な関係へ発展します。そのために、話の掘り下げていく「連想力」は必須です。

 

あなたの連想力を、フル活用するコツは「会話中のキーワード」を意識することです。

 

例えば「今日は何かご予定があるのですか?」と質問したとき、相手から「今日は習い事があります」と返答があったとします。このとき、キーワードは「習い事」になります。

 

ここから「どんな習い事をされているんですか?」と、会話をラリーしていくことができます。その後、相手から「私、ピアノを習ってるんですよ」と返ってくれば、次のキーワードは「ピアノ」になります。

 

ただし、ここで注意点があります。それは「一方的な質問攻め」にならないことです。

 

「会話のキャッチボール=尋問」ではありません。相手が出したキーワードをもとに、自分のエピソードも連想して織り交ぜていくことで「自己開示」を並行することも大切です。

 

例えば「ピアノですか?素敵ですね。私もピアノの曲が好きで、仕事中などは良く○○(ピアノ奏者の名前)をBGMに流して作業しています。どんなアーティストがお好みですか?」という感じです。

 

繰り返しますが、連想力はセンスではなく慣れです。筋肉のようなものなので、意識して会話をするほど、ラリー能力は勝手に向上していきます。

5W1Hによって会話を深堀りする

5wih

 

5W1Hとは「誰が、何を、いつ、どこで、なぜ、どうやって」です。つまり、1つのキーワードから、5通りの展開が可能になります。

 

例えば、相手が「ラーメンが好きです」と会話を投げてきたら、キーワードである「ラーメン」をもとに、5W1Hで展開してきます。すると・・・

 

「when → いつから、ラーメンにはまってるんですか?」
「where → どこか、おすすめのラーメン屋はありますか?」
「why → どうして、ラーメンにはまるようになったんですか?」

 

と言ったように、話をどんどん展開し、盛り上げていくことができます。もちろん、キーワードによっては5W1Hが全て使えるわけではありませんが、かなり有効なテクニックです。

会話が行き詰まり出したときの対処法

前述した2つの会話テクニックを使っても、話に行き詰まりを感じたとき、または誤った展開をしてしまい、相手の興味が離れていったときの切り替えテクニックを紹介します。

 

それは「適度に整理すべし(テキドニセイリスベ)の法則」です。

 

これは、水商売や営業職など、関係の深くない相手とコミュニケーションを取ることが多い人たちが「合い言葉」として唱えている会話テクニックです。

 

テ「テレビ」、キ「気候」、ド「道楽(趣味)」、ニ「旬のニュース」、セ「生活」、イ「田舎(出身地)」、リ「旅行」、ス「スターやスキャンダルの話題」、ベ「勉強(学生時代)」、シ「仕事」

 

相手の空気を見て、話を切り替えた方が良いと判断したとき、または初対面で会話のきっかけが欲しい場合に役立つテクニックです。

無言が続くことを全く恐がっていない

会話中に無言になることを気にしない

 

コミュニケーション能力に長けている人は、会話中の無言に恐怖心を持っていません。

 

無言が恐い原因は「相手と仲良くないから」です。つまり、無言を恐れて動揺した態度を見せることは、相手に「私はあなたと仲良くありません」と言っているようなものなのです。

 

もちろん、相手はそこまで分析しませんが「潜在意識下」で察します。その結果、相手もよそよそしい態度になり、お互いの心はどんどん離れていきます。

 

人間は「好な相手となら、会話がなくても一緒にいたい」と思うもの。だからこそ、会話中の無言を、むしろ心地よいものとして受け止めることが大切です。

 

そうすることで、相手にも良い影響が伝わり、無言が気にならない「親密な関係」と錯覚します。そして、本当に仲良くなっていくのです。

 

無言をナチュラルに受け入れる態度こそが、親密な関係を築くためには必須だと理解し、リラックスして会話をしましょう。

会話によって、相手のモチベーションを上げる

モチベーションを上げる会話

 

人は、ネガティブな会話に大きなストレスを感じます。つまり、ネガティブな発言ばかりする人は、他人に負担をかけているということです。

 

コミュニケーション能力の向上には、愚痴や悪口をネタに会話をしないことがコツです。

 

もちろん、相手の愚痴や悪口を聞いてあげることは大切です。ただ、共感して受け止めてあげるのは良いですが、自分も一緒になって愚痴や悪口を言うのはNGです。

 

共通の敵を作って愚痴や悪口は言うのは、お互いが共感して仲良くなるうえで有効に見えます。しかし、このような会話は終わったときに「倦怠感」が残るのです。

 

つまり、お互いに悪い影響を与える会話であり、結果的に良好な関係が築けません。

 

相手が愚痴や悩みを打ち明けたときは、共感をしつつ、質問を繰り返して「根本的な原因」を探りましょう。そして、それを解決するための前向きな会話を構築しましょう。

 

それによって、相手の愚痴の原因が解消できた時、あなたは「頼れる存在」として評価されます。あなたと会話したい、相談したい人が殺到するでしょう。

好感の持てる声や表情をする

会話中の声のトーンと表情が大切

 

現在、コミュニケーション能力がないと思っている人でも、意識ひとつで、今すぐできるテクニックがあります。

 

それは、声と表情に気をつけて「第一印象」を良くすることです。

 

人間とは、独断と偏見の生き物。知らない人と会ったとき「最初の6秒」で、相手の評価を決める傾向があると言われています。つまり、ここで印象を悪くしてしまうと挽回が困難です。

 

逆に、第一印象が良ければ、コミュニケーション能力が低くても、よほどの失礼がない限り、印象がマイナスになることはありません。それほど、人間の第一印象は強烈なのです。

 

実際、初対面で悪い印象がついたとき、それを払拭するには、その後に7~8回以上会うか、2時間以上の会話をして、好印象を与えることが必要というデータがあるほどです。

 

第一印象を良くする具体的なテクニックは、相手の喋り方の特徴と、自分の声のトーンとスピードを合わせることです。

 

笑顔については、相手のことを好きだと思い込むことが重要です。初対面の人と会ったとき、自分の「見えない手」が、相手を抱きしめているようなイメージを頭の中でしてください。

 

これによって、あなたの「パーソナルスペース」が広がり、相手を受け入れるマインドが完成します。そして、この波動が伝わることで、相手の警戒心も解きほぐされ、短時間で親密な関係が築けます。

 

まとめ

コミュニケーションが苦手な人の特徴は2つ。それは、自分に嘘をつきたくないという思いが強い人、相手のことを気遣うあまりに、真面目に捉えすぎて萎縮してしまう人です。

 

もし、上記のような原因で、会話するのが億劫な人は「言葉よりも行動」で表現すればOKです。自分の正義や気遣いを「行動」で表現すれば良いのです。

 

一番いけないのは、自分はコミュニケーション能力がないからと言って開き直ることです。これは「諦めの態度」であり、信頼関係の構築を避けているからです。

 

相手を愛する気持ち、理解する気持ち、貢献する気持ちを忘れなければ、会話が苦手でも、言葉の通じない外国人同士でも、仲良くなることは可能です。

 

このマインドセットと、今回お話した9の技術を身につければ、あなたのコミュニケーション能力は驚くほど向上するでしょう。

 

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