自信がない人は、根拠のない自信を持っている人よりも「自分を客観視できる人」です。これは、自己成長するためには欠かせない力です。

 

なぜなら、自分を客観視できない人は、自分を実力以上に評価するため、学習や研鑽を怠り、現状にあぐらをかくためです。これは、能力がどんどん劣化していくリスクがあります。

 

心理学者デビッド・ダニングは「能力のない人ほど自分に欠如しているスキルに気づかず、一流のスキルを正しく認識することができない」と主張しています。

 

この認知バイアス(偏り)を「ダニング=クルーガー効果」と言います。

 

ただ、自信がない人にも致命的な欠点があります。それは自己の客観視が過ぎて、行動することに極度の恐怖を感じ、萎縮し、本来の実力が発揮できなくなることです。

 

そのため、自信がない人が自信をつけるためには、精神的な抵抗のない範囲で「小さな成功体験」を積み上げていき、少しずつ自信を育てていくことが王道になります。

 

しかし、この方法では膨大な時間がかかります。残念ながら人生はそこまで長くありませんし、今すぐチャレンジすべき課題も沢山あることでしょう。

 

そこで今から、自信のない人でも実行できる「根拠のない自信を持つ7の方法」を紹介します。

 

自己肯定感を高める

自己肯定感を高める言葉

 

自信がない人は、自己を客観視できるために、自分の至らない点を逃さず察知し、それを責め、自己評価を下げる傾向にあります。そのため、自己肯定感はどんどん下がります。

 

自己肯定感を高めることは時間がかかると思うかも知れませんが、これは「思考の癖」に過ぎません。貧乏ゆすりと同じで、意識して修正すれば簡単に直ります。

 

事実、癖は「平均66日」で変わることが近年の研究で分かっています。

 

そこで今から、自己否定の癖から、自己肯定の癖に切り替える「3ステップ」を公開します。

Step1:自分を責める癖に気づく

癖とは「無意識にしてしまうこと」です。つまり、癖を直すには意識することから始まります。癖に気づき、観察することからスタートです。

 

まず、自己否定をしている自分に気づいたら、あらかじめ決めておいた「特定のアクション」をしましょう。膝をポンと叩く、手を握るなど、何でも構いません。

 

自己否定の癖と特定のアクションをヒモ付けることで、癖を意識する力が身につきやすくなります。

 

次に「自己否定することにメリットはあるの?」と自問自答してください。

 

自信がない人は、自己否定を必要以上にする傾向にあります。ここを冷静に見れるようになれば、過度な自己否定に何の意味もないことに気づくはずです。

 

これによって「癖を直したい」というモチベーションが高まり、自己否定の習慣を最短で手放すことができます。

Step2:言い訳や責任転嫁することを自分に許す

自己否定をする人は、全てを自分の責任として背負う癖があります

 

しかし、世の中は、あなただけで動いていません。全ての出来事(現象)は、あらゆる要因が重なり合って起こっています。つまり、あなた一人の責任ではありません。

 

逆に、根拠のない自信を持っている人は無責任な人が多い傾向にあります。なぜなら、彼らは自己肯定感を最も大切にしているため、自分を守るためには何でもやってのけるパワーがあるからです。

 

これは、政治家や官僚をイメージすれば分かります。彼らはプライドが異常に高く、失敗しても責任を取ろうとしません。言い訳や責任転嫁が非常に巧みです。

 

あなたも彼らを真似てください。何かに失敗したときは「失敗した原因」を内的(自分)に向けるのではなく、外的(他人や環境)に向けてください

 

もちろん、彼らのように100%責任転嫁をする必要はありません。ただ、自分の否ばかり考えるあなたは、責任転嫁を意識した方がバランスが良いのです。

Step3:自分を褒める

この世の全ての出来事は「光と影」の両面を備えています。例えば、自動車の発明によって救急車ができましたが、自動車事故による死傷者が増えたようにです。

 

失敗という現象についても、光と影のどちらにフォーカスするかで解釈は180度変わります。例えば「失敗=絶望」と「失敗=成功の過程」では、解釈が真逆です。

 

なお、自己否定が強い人は「前者の解釈」を選ぶ癖があります。

 

Step1で、自己否定に何のメリットもないことに気づいたはず。悪い癖だと意識できるようになれば、あとは「自己肯定感が高まる癖」に変えるだけです。

 

また、あなたが何かに失敗したとしても、その過程には「小さな成功」が無数に転がっているはず。小さな成功に焦点を合わせれば見つかります。その小さな成功をノートに書いてみてください。

 

小さな成功にフォーカスすることで、自分が大量の成功をしていたことに気づくでしょう。「私はこんなに成功していたのか」と思えれば自分を褒めたくなり、自信を持つことに抵抗がなくなるはずです。

 

ちなみに、根拠のない自信家は、自分の好きなところばかりにフォーカスし「俺ってスゲエ」となっています。自己否定にせよ自己肯定にせよ、所詮は「焦点の違い」に過ぎないのです

他人を批判しない

他人を批判する心理を理解する

 

自信がない人は、他人を批判することを好む傾向にあります。これは、自信のない人に欠乏している「自己肯定感」が満たせるためです。

 

他人を批判したり見下すことは、自分の存在価値が確認できる「手っ取り早い方法」です。また、安全な場所からできるため、自信がない人にとっては「好都合なお遊び」なのです。

 

しかし、他人を批判する行為には「強烈な副作用」があります。それは、自分が批判されることを極度に恐れるようになってしまうことです

 

普段、他人を批判しない人は、自分が批判されても気になりません。なぜなら、彼らの脳内辞書には「批判」という言葉がないからです。概念がないので批判されてもピンと来ないのです

 

ところが、批判ばかりする人は、脳内辞書に「批判」が大きく記されています。その結果、自分に対するどんな些細な批判にも過敏になり、自信を失っていきます。

 

また、他人を批判する人は、自分自身がそれに当てはまると強い罪悪感を持ち、自己批判をします。これによって自信はますます失われます。

 

他人の批判は、短期的には自己肯定感を満たしますが、長期的には自己否定が強化されることを知ってください。

他人の評価を気にしない

他人の評価を気にしない方法

 

他人の評価とは、あなたが「他人の欲望」に合致したときに得られるものです。言い換えれば「他人にとって都合の良いあなたになること」が、他人から評価を得る方法なのです

 

・・・これって変だと思いませんか?

 

あなたは、他人にとって都合の良い存在になるため生まれてきたのでしょうか?100%の人が「NO」のはずです。ところが、ほとんどの人は他人の評価を得ようと必死です。

 

私たちは生まれてこの方、両親や学校の先生から「しつけ」をされてきました。あることをすれば褒められ、あることをすれば叱られる。このような「条件つきの評価」を受けてきました。

 

そのため、条件つきの評価を受けてきた人ほど、他者の評価を気にする癖を持っています。例えば、教育ママに育てられ、成績で褒められたり叱られたりした子供などがそうです。

 

他人の評価とは「あなたへの評価」ではなく「結果への評価」です。あなたを純粋に評価できるのは自分だけ。ぶっちゃけ、他人は「結果」にしか興味はないので放っておけばOKです。

 

本当に大切なことは「自分だけの評価基準」を持つことです。それは、自分と他人を比べ評価することではありません。昨日までの自分と今の自分を比べて評価することです

 

昨日の自分よりも、今日の自分の方が頑張っているか?昨日よりも成長した自分か?このように、自己完結する評価基準で生きれば、自信はスムーズに育っていきます。

 

根拠のない自信を持っている人は、他人のことを屁とも思わない傾向にあります。これは、自分の評価基準を最も大切にして生きているからです。

「自信=傲慢」という勘違いを捨てる

傲慢の定義を捨てる

 

あなたは自信に満ちた人が「傲慢」に見えることはありませんか?もし「YES」なら、あなたが自信を持つことは困難です。

 

なぜなら、自信を持つことにネガティブな観念(あなたのルール)を持っているからです。当然、あなたはネガティブな行為をしたくないため、自信を持たないことを善とします。

 

口では「自信をつけたい」と言っても、潜在意識のレベルでは否定しているため、あなたは無意識のうちに、自信がない自分でキープしようとします。

 

これを「メンタルブロック」と言います。

 

お金の問題についても同じ。口では「お金持ちになりたい」と言っても「金持ちは悪いことをして稼いでいる」という観念があれば、あなたは金持ちになることは絶対ありません。

 

このような観念を持っている人は、たとえ商才があっても、いざお金を受け取るときに罪悪感を持ちます。結果、やたら安値にしたり、セールスの手前で行動が止まるなどのブロックが働きます。

 

根拠のない自信を持っている人は、自信に対してポジティブな観念を持っています。自信のある人を良い印象に捉えています。

 

前述したように、全ての物事や現象は「光と影」の両面を持っています。自信がない人は影の部分にフォーカスしてきた結果です。光の部分にフォーカスを切り替えてください。

 

まずは「傲慢でも良い」という観念の上書きをしましょう。傲慢が持つ「光の部分」に焦点を合わせるのです。例えば「傲慢の方が行動できる」という様にです。

 

そうすることで「傲慢=ネガティブ→フラット→ポジティブ」へと観念が書き変わっていきます。あなたの自信は育ちやすくなるでしょう。

現状の自分ではなく「未来の自分」の立場で思考する

未来の自分で生きる

 

自信がない人は「今の自分」から物事を判断する傾向にあります。現状の自分のレベルを超えた行動に危険を感じ、避けようとします。

 

逆に、根拠のない自信を持っている人は「未来の自分」から物事を判断します。

 

未来の自分とは、今の自分がどんな行動をするかで決まります。つまり「今の行動を良いものにすれば、未来は素敵なものになる」と思考しているため、未知なことでも行動できるのです

 

自信がない人の「用心深さ」は大切です。ただ「未来の自分から思考する」という視点も持つことで、今よりも行動力がグンと高まるはずです。

 

行動力が高まれば、性格が積極的になり、自信もついてきます。

自分の強みを知る

自分の強みを知る

 

自信がない人は、自分のことを「取るに足りない存在」と捉える傾向にあります。

 

逆に、根拠のない人は「俺はオマエらとは違う」という特別感を持っています。自分の人生において最も重要な存在は「自分」なのですから、ある意味、この思考は自然です。

 

むしろ、自分の人生にも関わらず、自分を取るに足らない「脇役」に追いやる思考こそ卑屈です。これは、過去の体験によって自己肯定感が傷ついた人が陥りやすい思考です。

 

あなたが取るに足らない存在なんて「勘違い」です。全ての人は「独自の強み」を必ず持っています。以下のワークに取り組み、あなたが持っている才能に目覚めてください。

 

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自分の強みを知ることで、あなたは「自己重要感」が持てるようになり、自信が高まっていきます。

自分が認められるコミュニティ(環境)を持っておく

認められるには環境が大切

 

根拠のない自信を持っている人は、幼少の頃から両親や周囲から褒められて育ったケースが多いです。つまり「俺はイケてる」と思い込める環境にいたのです。

 

自信がない人が自信をつけるには、これは大きなヒントになります。つまり「褒められる環境」で過ごせば良いのです

 

あなたの自己肯定感を高めてくれる環境を見つけましょう。家族、友人、地域コミュニティ、サークル、カルチャーセンター、NPO・・・なんでもOKです。

 

自分が好きなことや得意なことが思いっきり活かせる環境が理想です。周囲から「すごいね」と褒められる機会が多ければ多いほど、あなたの自信は比例して高まっていきます。

 

逆に、自己肯定感が下がる環境には、できるだけ身を置かないことが大切です。その環境でなんとかしようと抗うより、そこからイチ抜けした方が早いです。

 

高校デビューなどの「○○デビュー」という言葉がありますが、これは自己肯定感が高まる環境に、運良く移行できた人が体験するものです

 

自己肯定感が高まる環境で生きること。これこそが、自信をつける最速の方法です。

 

まとめ

根拠のない自信を持っている人と自信がない人の本質は同じ。それは、どちらも「勘違い」に過ぎないということです

 

過去に体験した経験から、どんな観念(思い込み)を作ったか、その違いだけです。

 

ここで、あなたに質問です。

 

同じ勘違いなら、どちらの勘違いで生きた方が楽しそうですか?今回の記事で「自信のメカニズム」を知ったあなたは、どちらでも自由に選択することができます。

 

ぶっちゃけ、自信がない人が自信家になれば最強です。なぜなら「両極の光と影」を知っているからです。これは、両極の光の部分だけを意図的に選び、人生設計ができる力を意味します。

 

つまり、山あり谷ありの不安定な人生ではなく、自分で人生をコントロールできるということ。これは、両極を経験した人だけに与えられる特権なのです

 

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