あがり症の原因やメカニズムは、すでに解明されています。その答えとは、人間が持っている「3つの感情」です。

 

3つの感情とは「自己好感(好意を持ってもらいたい感情)」「重要感(認められたい感情)」「自己有能感(評価されたいという感情)」を指します。

 

これら3つの感情が過度に働くことで、あなたを「自意識過剰」にさせ、あがり症や緊張を引き起こしています。つまり、3つの感情を整えるテクニックを知れば、あがり症は克服できます。

 

あがり症の根源である、あなたの自意識過剰をゼロにする「人前に出ても緊張しない11の方法」を公開します。

 

「俺は緊張している」と堂々と公言しろ

緊張していることを告白する

 

あがり症は、自分の緊張を隠そうとするほど悪化します。「緊張するなと自分に言い聞かす→自分を追い込む→ますます緊張する」という負のスパイラルに陥るからです。

 

解消法としては「今、めちゃくちゃ緊張しています!」と笑顔で告白すること。そうすることで、負のスパイラルを簡単に断ち切ることが可能です。

 

これによって、自分があがっていることを周囲に隠そうとする自意識が吹き飛び、驚くほど心が楽になるでしょう。軽度なあがり症なら、この方法だけで解決することもあります。

人は誰でも緊張する。お互い様だと思え

緊張とは、小便や大便と同じ「生理現象」にすぎません。血液中のノルアドレナリン値が上昇すると起こるだけ。小便や大便をしない人が存在しないように、緊張も同じことなのです。

 

人類はみな緊張します。お互い様。だから、自分があがっても落ち込むことは全くありません。

 

緊張で落ち込む行為は、オシッコやウンチをもよおして「やってしまった」と落ち込むぐらい滑稽なことだと解釈してください。

聴衆の一人だけと話していると思え

あなたは、マンツーマンで話すことに緊張しないはず。大勢の人間に注目されているという自意識があるから、緊張するのです。

 

聴衆のうちの「たった一人」と会話していると思ってください。周囲にいる他の人間は無視。視野に入れなくて大丈夫です。

 

たった一人の相手と「カフェ」で向き合って話しているイメージをしましょう。カフェには大勢の人がいますが気になりませんよね?その感覚を持って話せばOKです。

完璧主義者はかっこ悪いことを知れ

完璧主義はやめる

 

完璧主義者は、物事を成し遂げることができない「カッコ悪い存在」です。完璧になるまで行動することをためらい、何も成し遂げられず一生を終えていく人々だからです。

 

物事に完璧はありません。永遠に完璧は訪れません。だからこそ、完璧じゃなくても拙速に行動する人の方が、大きな物事を達成します。

 

人前に立つことはもちろん、あらゆる物事は「場慣れ(行動)」が一番の解消法。誰も、あなたに完璧は求めていません。完璧とは、この世に存在しない「幻想」です。

 

あなたは、完璧じゃなくて大丈夫。行動こそが、あなたを完璧に近づけてくれる唯一の方法だと考えましょう。

第一声だけで良いから「大きな声」を出せ

声を出せば緊張は緩和する

 

最初の第一声だけでOK。大きな声を出してください。それだけで、その後の全てがうまく回り始めます。その理由は2つです。

 

1つは、大きな声を発することで、脳(意識)を「緊張」からそらすことができるため。もう1つは、人間は大きな声を出すことで、心も大きくなるメカニズムがあるからです。

 

声が小さいと弱気になるように、大きな声を出すだけで強気になれます。そうすることで、表情や態度が自動的に堂々とした振る舞いになります。

 

繰り返しますが、最初の第一声だけで構いません。勇気を持って大きな声を出してみましょう。

緊張したら姿勢を変えろ。意識をそらせ

緊張にはバイオリズムがあり、突然、あがり症が表れることがあります。「来たな」と思ったら背筋を伸ばすなど、別のことに「意識」をそらしましょう。

 

また、背筋を伸ばすことで「自己肯定感」が高まり、感情がポジティブになります。天井を見上げるのも意識がそれて、前向きな感情になれる方法です。

 

弱みを見せろ。その方が好感度が上がるから

弱みを見せる心理操作

 

あなたは、自己開示をしてくれる人と、自己開示を一切しない人なら、どちらの人間に好意を持つでしょうか?当然ながら「自己開示をしてくれる人」のはずです。

 

これは「自己開示の返報性」という心理メカニズムで、自分のことを自己開示することで、相手も自己開示をしようという意識が働き、仲良くなる仕組みです。

 

世間の「人気者」をイメージすれば分かります。彼らは自分を良く見せることより、自分の弱みも堂々と自己開示している特徴があります。

 

つまり、あなたは緊張していることを正直に開示することで、聴衆は好意を持ち、場の空気を和みます。つまり、あなたも楽になります。これは「あがり症の人にしかない武器」とも言えます。

自分ではなく聴衆のことだけ考えろ

前述したように、あがり症の根っこの原因は「自意識過剰」です。

 

自意識過剰とは、その名のとおり「自分ばかりに意識が向いている心理状態」です。これを「他人だけに意識を向ける」に切り替えるのです。

 

「相手に役立てば、自分はどうなろうが構わない」という自己犠牲の意識を持つだけで、緊張やあがり症が驚くほど気にならなります。

 

自分を良く見せることに注力する「エゴイズム」が、あなたを緊張させているだけ。あがり症とは、自己中心的なあなたを戒める「罰」だと考えてください。

 

「自分はどうでも良いんだよ。私は相手のニーズを満たしてあげたいんだから。」

 

このマインドに切り替えるだけで、緊張は一気にやわらぎ、結果的に良い評価を受けるという「ご褒美」が手に入ります。

事前練習をしっかりして挑め

あがり症は練習で克服する

 

あがり症の原因の1つには「心配要素が多い」というものがあります。頭が真っ白になって言葉に詰まったらどうしよう、マイクやスライドが故障したらどうしようなどの「不安イメージ」が多いのです。

 

解消法は、そのような心配事を潰す行動を1つずつ取っていくこと。そうすることで、本番の緊張はどんどん和らぎます。

 

リハーサルを繰り返したり、事前に会場に足を運んでみたり、会場に入って演台に立ってみるなど、不安だと思う要素を潰す行動を1つずつ取っていきましょう。

台本を暗記するな。要点だけカンペしろ

事前練習を行うことは大切ですが、台本を作って丸暗記するのは絶対NGです。なぜなら、本番の緊張で「頭が真っ白」になったとき、言葉が一切出なくなるからです。

 

繰り返しますが「完璧主義者はクソ」です。相手に必ず伝えたい要点だけをカンニングペーパーにすれば十分。それさえ伝えれば、完璧に話せなくても全く問題ありません。

失敗しても良い。どうなっても良いと開き直れ

緊張するのは当たり前、顔が赤くなっても、どもってもOK。別に殺されるわけではありません。「どうにでもなれ」という思いで挑むのです。

 

その瞬間、スーッと緊張が解け、気持ちが驚くほど楽になります。その結果、いつもの自分でいられ、堂々とした振る舞いをすることが可能です。

まとめ

あがり症の人は、生真面目な人が多い傾向にあります。もっとルーズになって良いのです。他の人間は、あなたよりもルーズでだらしないと考えてください。

 

例えば、多くの企業がコミュニ力のある人材を求めるのは、なぜだと思いますか?企業にもコミュニケーション力がないからです。持ってないから高い報酬を支払ってでも求めるのです。

 

つまり、みんな「お互い様」だということ。

 

そんなルーズな考えを持つだけで、真面目で努力家なあなたは一気に飛躍します。今まで培ってきた「素晴らしい能力」が開花させれることを心より願っています。

 

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